新千歳の中国人暴動について
2017-01-02


ツイッターを見ていたら、次のツィートがありました。

[URL]

 元ネタは、この記事なんだけれど、これを読んでもどう不当な扱いを受けたのかさっぱりわからない。

[URL]

 不当な扱いを受けたと主張しているのは中国人旅行者だけで、具体的にどういう不当な扱いがあったのかは書いてありません。



 まず、天候による欠航については空港はもちろん、航空会社もその責を負わないはずです。自然現象なのですから当たり前です。

 欠航した場合は、例えばANAのQ&Aには後続便の「空席」に乗ることが可能と書いてあります。
[URL]

 欠航した前の便の乗客を優先したら、次の便を予約して座席指定してある人たちは大混乱します。遅れにより被害を受ける人たちが増大してしまいます。

 なので、空港及び航空会社の対応は当たり前と思えます。



 さらに検索したところ、以下の記事では、次のように書かれています。
[URL]

<<
札幌の中国領事館が「キャセイパシフィック便が4便出発できなくなり、主に香港やマカオの同胞500人余りが空港に残された」、「同じく出発できなかった中国東方航空、中国国際航空、大韓航空の便が続々と出発するなかで、もともと遅い便だったキャセイだけが残ってしまった」と説明したことも紹介。トラブル発生翌日の25日夜にはすべての便が出発したと伝えた。
>>

 中国人への不当な差別などではなく、おそらく単に中国の航空会社の問題だろうと思っていたところ、案の定そうだったようです。(航空会社に不行き届きがあったというわけでもなさそうですが)



 旅行者は、自分の権利と相手の義務をよく理解する必要があります。今回の場合自然現象による欠航ですから、空港も航空会社も責任はありません。

 旅行者は当日の便に乗れないとわかった時点で、いったん入国して現地のホテルに滞在するべきだったと思います。また一刻も早く帰りたいというのであれば、成田や関空経由で帰るという手もあったかもしれません。

 お金がないというのは本人の準備不足以外のなにものでもありません。

 また、かかった費用は遅延保険に入っていれば支払ってもらえます。こういう事態のためにそういう保険も存在しているわけです。そういう保険があることからも空港や航空会社が何もしないのは当たり前のことだとわかります。



 一つ疑問があるとすれば、航空会社の義務をキャセイの地上係員はきちんと乗客に説明したのだろうかという点です。

 ここでも、日本に来て中国語の説明を受けようと思っているのは間違っています。日本語もしくは英語での説明になるのは当然です。

 もしかして彼らは英語を話せなかったのではないでしょうか?

 もし、キャセイの地上係員が日本語もしくは英語できちんと説明しなかったのだとすれば、地上係員及びその教育に問題があったということになりますが。



 最初に戻りますが、こういう事を何の検証もせずに、右から左に不当な差別を受けたと拡散するこの東條さち子という人はちょっとおかしいんじゃないかという気がします。

 この人の言動を見ていると、この人が不当に差別を受けたと主張していることは、外国人やアジア人だからではなくて、この人だからそれ相応の応対を受けたのではないかと感じます。


続きを読む

[旅行]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット