本 山岳装備大全
2011-02-20


山と渓谷に、山岳装備大全なる本の話が載っていたと思います。山と渓谷に連載されていた記事をまとめた本だとか。

 道具を使うスポーツは、道具を知っているか否かで雲泥の差が付きます。私は、スキーや自転車が趣味でした。道具によって、パフォーマンスは雲泥の違いです。



 スキーの場合、いい加減なブーツから、サロモンのレーシングブーツに変えた際には劇的に滑りが変わりました。

 サロモンのレーシングブーツは、リアエントリーが隆盛を極めたときに買ったもので、足がしっかり踵の方に固定され、なおかつ、前への足入れは、非常に柔軟にでき、異常なほどの曲がりやすさをかなえてくれました。

 その後、欲を出して、今度は、ダイナフィットのやはりレーシングタイプのフォームフィットシューズを買ったけれど、これが大間違い。

 フォームなので、足にはフィットするものの、とにかく固くてがっしり固定されてしまいます。膝を前に入れるなんてほとんどできない。まさにエキスパート向けのシューズでした。

 このブーツと、一緒に中古で買った板を組み合わせて履いたときは最悪で、全然曲がれません。あれで、スキーをやる気にならなくなりました。

 この数年は、職場のスキー旅行に参加して、レンタルの、これまたとんでもない板やブーツで滑っているけれど、こっちの方がはるかにましです。

 初級者用の板で、上級コースなどを怒涛の勢いで滑ったりなんかするので、転んでもいないのに、途中でいきなりビンディングが解放して、恐ろしい思いをしたりもしました。

 レンタルショップで、開放レベルを強くしてもらって、何とかなりましたが。
 (-_-;)



 自転車の場合は、高校のころは、かっこだけロードレーサーに乗っていました。あくまでもかっこだけで、太いタイヤに重いフレーム、効かないブレーキと、ロードレーサーとは似ても似つかぬものでした。

 その後社会に出てから、徐々にアップグレードしていき、念願のシマノのレーシングパーツの付いたアルミ車などを購入したりしました。

 本物のロードレーサーは別次元の走りで、埼玉県の熊谷から、三国峠を越えた、新潟県の長岡までの200km以上の道のりを、十数時間で移動することを可能にしました。

 で、試に、それに弟を乗せて見たら。転びました… (-_-;)

 友人も自分のロードレーサーを自分の彼女に乗せてみたところ、やはり乗れなかったということです。

 ロードレーサーのハンドルは異常にクイックで、乗りなれていない人には、いきなりは難しいです。

 また、タイヤが細いので当然パンクもしやすいです。



 というわけで、道具は高ければいいというものでは絶対にありません。使う人のスキルに合わせたものが必要です。

 で、山道具。山道具も色々なメーカーから各種の製品が出ています。これらも、いったい何なのか、などをよく知らないと、宝の持ち腐れであったり、不十分なものになってしまう可能性があります。なので、道具についての情報は重要です。

 山岳会などに所属していれば、そこから道具選びのノウハウなども得ることができそうです。しかし、そうでないと、なにがなんだか。

 この本は、山岳会などに所属しない、一般登山者の道具チョイスの役に立つようにと作られたようです。

 読み始めてみると、早速いろいろ役に立っています。

 フットベッドの項目では、いかに中敷きが大事かが書かれています。これを読んで、早速、アメアスポーツジャパンのサイトを見てみると、中敷きひとつで、山にまつわるトラブルのかなりの部分が解消されそうです。

 これから道具をそろえようという方は必見かもしれません。



2011/03/09
 読めば読むほど、やはり必携の一冊だと思います。

 購入しようかと思います。
[本]

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